縦断線形を表示する一般的な方法として、勾配図より縦断図のほうがよく用いられる。勾配図は、縦断図を道路延長方向に対して微分したものに相当する。

勾配図においては、縦断勾配区間（平たんな場合も含む）は横軸に並行な直線（一定勾配）で表され、縦断曲線区間は道路延長に比例して勾配が変化する。凸形縦断曲線では道路延長に対して勾配は増加し、凹形縦断曲線では道路延長に対して勾配は減少する。縦断勾配には上り勾配と下り勾配があるので、一般に横軸の道路延長の左から右方向に進行する車両に対応した正負の勾配値により表現する。