円滑性確保の観点からの道路の計画・設計の基本は、各区間の交通容量を可能な限り連続的に確保することで、ボトルネックとなる箇所を造らないようにすることである。高速道路などの高規格道路においては、サグ、トンネル、料金所、分合流部などが、一般道路においては信号交差点や踏切がボトルネックとなり易い区間である。

過度に緩やかなサグ部の縦断線形が速度低下による渋滞発生の原因となる場合がある。このため、サグ部では必要以上に大きな凹形縦断曲線の半径を用いないようにするとともに、サグ部を見通せるような視認性を確保する必要がある。