個人の選択行動のうち、特に離散的な選択肢(代替案)から一つを選ぶという意思決定を数学的に表現するモデル。
(英:discrete choice model)
ロジットモデルやプロビットモデルなどがある。離散選択モデルでは、合理的な個人が、効用が最大となる選択肢を選択すると仮定する。各選択肢から個人が得る効用は、分析者が観測可能な確定項と、観測不可能な誤差項から構成されると考える。効用の確定項は選択肢の属性を表す変数の線形和で表される場合が多く、誤差項は何らかの確率分布に従う確率変数として扱われる。